後段訓練
災害発生時、道路が寸断され交通が途絶した状況において、陸上自衛隊の災害派遣部隊が各種手段を駆使して先遣部隊を被災地へ送り込み、応急的な人命救助を行いつつ、主力を現場に到着させるまでの行動を一連の流れにより展示する。
状況
震度6の地震が発生し、既存の橋は流され道路は寸断。多数の家屋が倒壊。自衛隊に災害派遣の命令が下された。
1.航空偵察
被災地へ部隊を派遣するにあたっては、まず正確な情報が極めて重要となる。
OH-1は小型で小回りがきくため、道路や住民の被害状況をいち早く偵察するのに適している。
2.リペリング
河岸地域への誘導班を降ろすため、教育支援飛行隊の中型ヘリコプター(多用途ヘリコプターUH-1)が飛行してくるが、河岸地域が着陸できない状況であるため、施設科のレンジャー隊員2名をロープにより地上へ降ろす。
UH-1は人員を最大12名輸送することができる。
3.先遣隊
災害派遣の先遣隊として、地上偵察用のオートバイを搭載した軽門橋が接岸(3舟門橋)
被害の状況を正確に把握するために派遣予定地地域に対し空地一体となった偵察を実施し、情報収集に努力を傾注する。
4.被災者の搬送
本部からの指令を受け怪我人を搬送するため、多用途ヘリコプターUH-1が被災地に到着。
手旗によってヘリコプターを誘導する。
ヘリコプターが着陸できない状況であるため、「ホイスト」という方法で怪我人をヘリコプターに乗せ病院へ搬送する。
5.救助隊
高機動車を搭載した軽門橋(5舟5導板)
人命救助システムを装備した救助隊を乗せた高機動車を搭載。(大型トラックまで搭載可能)
人命救助システム
阪神淡路大震災を教訓に装備された陸上自衛隊独自の災害派遣専用器材。
6.主力前進
中型ドーザが障害を除去した道路を通過し、災害派遣部隊主力が被災地に向けて前進する。
軽装甲機動車・82式指揮通信車・87式偵察警戒車・96式装輪装甲車が被災地に到着し、主力部隊による本格的な救助活動が開始される。